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第76期A級順位戦プレーオフ4回戦(羽生善治VS豊島将之八段) [将棋]

豊島八段の快進撃が続きます。

【中継サイト】
http://member.meijinsen.jp/pay/index.html

羽生竜王と豊島八段の通算成績は、まだ羽生竜王が勝ち越しています。
しかし、お互いの力関係は2015年前後の逆転したのか、それまで羽生竜王が大きく勝ち越していたのに、そこから4連敗を喫し、早指しの銀河戦でようやくひとつ星を返しました。
豊島八段は、谷川浩司十七世名人から「名人を獲らなければならない棋士」と評されてきました。
現在の豊島八段は、レーティングで堂々たる1位であり、強豪とばかり対戦しているのにもかかわらず勝率7割を超えています。
これは豊島八段が頭ひとつ抜けた存在であることを示しています。
羽生竜王はここ1年でレーティングを落とし、思うような成績を残せていません。
しかし、ここ1番では強さを発揮し、竜王位獲得、永世七冠を達成したのは記憶に新しいところです。
さあ、将棋界注目の一番の結果はどうなったでしょうか!

【棋譜】
http://member.meijinsen.jp/pay/kif/meijinsen/2018/03/18/A1/10026.html

ということで、将棋です。
先手は豊島八段で、横歩取りとりなりました。
6八玉の勇気流から豊島八段は端攻めを絡めますが、後手羽生竜王の8八歩の手裏剣が絶妙なタイミングで入ります。
8筋を壁にしてから攻め合いです。
差がついたのは61手目です。
小考で3四歩と突き出し、その次に長考して3三歩と一直線の攻め合いに突入します。
しかし、8八歩が利いており、この時点で先手が勝てない流れになっているようです。
攻めるだけ攻めて、届かないことがはっきりした時点で豊島八段は投了しました。
豊島八段の春は終わりました。

勝利した羽生竜王は、名人挑戦をかけて、3月21日(祝)に稲葉陽八段と対戦です!
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