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第67期王将戦第4局(久保利明王将VS豊島将之八段) [将棋]

久保利明王将の2勝1敗で迎えた第4局です。

【中継サイト】
https://mainichi.jp/oshosen/

将棋世界のインタビューで、豊島将之とコンピューターとの関わりについての言及があります。
豊島八段は第3回電王戦でYSSと対戦し、勝利しましたが、そのころから対人のVSを止めたそうです。
自分の棋譜をコンピューターに解析させて、問題点等を抽出することで勉強をしているそうです。
コンピューターとの対戦はあまりなく、その理由は「序盤からぶっちぎられると練習にならないから」だそうで「棋力の近いコンピューターと対戦するようにしている」と書いてありました。
将棋上達のコツは、自分より少し強い相手と対局することと良く言われます。
そのような意味で、豊島八段のコンピューターの使い方は理にかなっていると感じます。
コンピューターが強くなったことで、プロ棋士も練習相手を探しやすくなった時代なのかもしれません。

【棋譜】
https://mainichi.jp/oshosen-kifu/180219.html

ということで将棋です。
戦形は相振り飛車となりました。
豊島八段の意地を感じます。
先手豊島八段は玉頭に拠点を築きますが、久保王将は端攻めをしながらB面攻撃も敢行し、優勢に局面を進めます。
しかし豊島八段も粘り、腹銀の連続で久保玉に迫ります。
局面が難しくなったと思われる時間帯もありましたが、ただの場所に銀を打つ2一銀から鋭く豊島玉に迫り、最後は即詰みに討ち取りました。
これで3勝1敗となり防衛まであと1勝に迫りました。
第5局は3月6日(火)から7日(水)にかけて、島根県大田市「さんべ荘」で行われます!

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