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【書評】落合博満『采配』 [書評]

心に刺さる言葉が満載です。


采配

采配

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2011/11/17
  • メディア: Kindle版



落合博満は非常に論理的な考え方をする人物です。
契約に基づき、優勝するために全力を尽くす、その上で個人事業主である選手を大切にする。
全てはこの2点に集約されます。他人の批判など、ものともしません。
その強さは、信念とか、決意とか、そういったものからくるのではありません。
論理的に導かれた結論だからこそ、揺るがないのです。
そうした強さが、中日ドラゴンズを8年間率いて4回ものリーグ優勝を果たした実績に結びついているのだと思います。

「自分の采配を「正しかったか」それとも「間違っていたか」という物差しで考えたことがない。ただあるのは、あの場面で最善と思える決断をしたということだけである」

この言葉に、落合博満の考え方が表されていると思います。
野球論というより、組織論、リーダーシップ論に繋がります。

部下を持つビジネスマンこそ読んで欲しい本だと思います!

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