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第43期棋王戦挑戦者決定戦第1局(永瀬拓矢七段VS黒沢怜生五段) [将棋]

黒沢五段がタイトル初挑戦を目指します。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kiou/

黒沢五段、永瀬七段ともに25歳の若手です。学年では早生まれの黒沢五段がひとつ上ですが、生年月日は半年ほどしか違いません。
同年代といってもいいと思います。
ただし、プロ入りには5年の差があります。永瀬七段が17歳でデビューしたのに対して、黒沢五段は22歳です。永瀬七段が棋戦で活躍していたころ、黒沢五段はNHK杯戦で記録係を務めていました。この姿を覚えているひとは多いと思います。
しかし、今年に入ってからの活躍はめざましく、竜王戦で本戦トーナメントに出場したのに次いで、棋王戦の挑戦者決定戦出場です。
永瀬七段圧倒的有利が普通の見方ですが、もしかしたら勢いに乗っての一発があるかもしれません。
さあ、黒沢五段の快進撃は続くのでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/43/kiou201712150101.html

ということで、将棋です。
戦形は先手黒沢五段のゴキゲン中飛車に、お互い穴熊に囲ったじっくりとした将棋となりました。
後手は7筋から動きますが、飛車の下に歩を打った手が、渋い一着でした。
永瀬七段は先に馬を作りますが、黒沢五段は中央から飛車を活用し、馬を自陣に押し込めることに成功します。
そこから先は、先手が振り飛車党らしい捌きを見せます。
後手の穴熊をと金で攻めて、ついに永瀬七段をノックアウトに追い込みました。

これで黒沢五段の1勝となり、挑戦権争いは第2局に持ち越されました。
挑戦者決定戦第2局は12月27日(水)東京・将棋会館で行われる。
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