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【書評】山川健一・今井昭彦・葦沢かもめ『小説を書く人のAI活用術』 [書評]

小説作成の新しい手法を提案です。


小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイデアが広がる

小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイデアが広がる

  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2024/10/17
  • メディア: Kindle版



AIの進歩はすさまじいです。
AIで絵を描くことは一般的となり、その分野は小説にも及んでいます。
本書はベテラン作家ながらAIの活用に積極的な山川健一、どんでん返しの研究を中心としたストーリーデザイナー今井昭彦(ぴこ山ぴこ蔵)、AIを活用した作品で第9回星新一賞図書カード賞を受賞した葦沢かもめの3者による共作です。
3者ともAIの使い方が違うのが面白い。
今井昭彦式はアドリブ+パターンで作るひと向け。
山川健一式はある程度自分の形、目指す方向性を持っているひと向け。
葦沢かもめ式は設定を綿密に作るひと向け。
というように感じました。
もはやAIはツールというより、相棒といった感じです。
この本は手法を紹介するだけでなく、3人がそれぞれ物語を作る過程におけるAIとの会話を公開しているので、なにより実践的です。
使われている問いを自分流にアレンジすればAIに質問できるので、これからAIを活用しようとするひとにはぴったりです。
第10章で、実際に葦沢かもめがAIに指示して書かせた小説があります。予想以上に小説になっていて、びっくりしました。
ここまで技術は進んでいます。

AIとパートナーとして、新しい小説を作りたいひとのために!
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