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第6期清麗戦第2局(福間香奈清麗VS加藤桃子女流四段) [将棋]

福間清麗の先勝に続いての第2局です。

〔主催者サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/

加藤女流四段は福間清麗にかなり負け越していますが、将棋の内容が一方的になることは少ないです。
むしろ序盤は加藤ペースの将棋が多いと思います。
それが終盤の一手のミスや、僅かに甘い手に付けこまれて、逆転されるケースが目立ちます。
清麗戦第1局も終盤の逆転負けです。
評価値的には大差がついていたのですが、福間清麗は加藤玉に両側から迫り、プレッシャーをかけ、一手のミスで逆転する局面に追い込みます。
加藤女流四段がミスをしたというより、福間清麗がミスを引き出した将棋かと思います。
それだけ福間清麗の勝負術が優れているということですが、それだけでなく対戦成績で押されている心理的圧迫もあるのかもしれません。
さあ加藤女流四段は、過去の対戦成績を吹きとばすような将棋を見せることができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/6/seirei202407240101.html

ということで、将棋です。
後手番の福間清麗はいつもの中飛車。対する加藤女流四段は超速から高美濃を目指します。
このまま長期戦になると玉の堅さの差で不利と見たのか、福間清麗は積極的に攻めていきます。
桂銀交換から5筋の歩を5六まで伸ばしますが、すかさず加藤女流四段は5五歩とシャットアウトします。
このたれ歩が取られる前に後手から手が作ることができるかどうかですが、手厚く構えられてちょっと後手の攻めが辛くなってきます。
あとは終盤を乗り切れるかどうかですが、後手玉の寄せを目指す段階で、1時間の持ち時間が残っているのが心強いです。
加藤女流四段は秒読みに追われて崩れることが多かったですが、本局ではタイムマネージメントがバッチリでした。
最後まで持ち時間を残して、111手まで見事に後手玉を寄せきり勝利。
これで1勝1敗のタイとなりました。

第3局は、8月6日(火)に栃木県日光市「日光金谷ホテル」で行われます!
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