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第9期叡王戦第5局(藤井聡太叡王VS伊藤匠七段) [将棋]

藤井叡王の2勝2敗のフルセットで迎えた第5局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

伊藤七段は某サイトでレーティング2位ですが、藤井叡王との対戦成績はかなり一方的になっています。
叡王戦挑戦決定時点で0勝10敗1持で、レート差での期待勝率22%なので、かなり偏っています。
一説によると、タイプが似ていると対戦成績が一方的になり易いという話があります。読み筋が似通っているため、結局は上位互換されている棋士が一方的に勝ち続けることになるとの説です。
伊藤七段は受けが強く、藤井叡王も万能型といえ簡単には負けない、ギリギリの土俵際で踏みとどまる技術を持っています。
そう考えると、両者とも受け寄りなのかもしれません。また、長考派で感覚より読みを重視するのも似ています。
こうした類似性が、レート差以上の対戦成績の差になっているのかなと思います。
とはいえ叡王戦第2局で初勝利を挙げると、第3局も連勝、第4局で敗れたもののここ4局は互角に戦っているのはさすがです。
さあ伊藤七段は、いままでの対戦成績の差を取り戻す戦いを見せることができたでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/9/eiou202406200101.html

ということで将棋です。
第5局は改めて振り駒ですが、先手番に選ばれたのは藤井叡王です。持っている棋士という感じがします。
戦型はお互いの得意戦法の角換わりとなり、後手伊藤七段は最近流行の右玉での待機戦術です。
伊藤七段は敵陣深く4一角と打ち込み、と金の製造に成功します。
しかしその代償として玉近くの桂馬を奪われます。
ここから藤井叡王が銀捨ての攻めを繰り出します。
攻め駒は3枚とギリギリの攻めですが、上手く繋いでいきます。伊藤七段は飛車を犠牲にして玉を安全地帯まで逃げ込むと、今度は一転して攻めにでます。
序盤でつくったと金がにじり寄り、これが間に合う展開になったのは大きかったと思います。
やや苦しくなった藤井叡王は6四桂馬と勝負手を放ちますが、この瞬間に評価値が敗勢になってしまいます。
あとは後手玉が詰むかどうかです。
藤井叡王の駒台に金4枚あるものの、持ち駒の種類が少なく読みやすい局面になってしまったと思います。
秒読みの状態ですが、伊藤七段は確実に逃げ切り、156手目で藤井叡王が頭を下げました。
これで3勝2敗で伊藤七段は初タイトル、叡王を奪取するとともに、藤井聡太の八冠独占を崩す歴史的勝利となりました。

伊藤叡王おめでとうございます!
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