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【映画】ファーザー [映画評]

認知症をテーマにした重い映画です。


ファーザー [Blu-ray]

ファーザー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: インターフィルム
  • 発売日: 2021/10/06
  • メディア: Blu-ray



主人公はアンソニー・ホプキンス演じるアンソニーという老人です。
彼は紳士であり、知的だと信じていますが、実は認知症を患っており、頻繁に記憶の混乱が起こります。
介護をしているのは娘のアンですが、結婚を機にロンドンからフランスに移住することになります。
とはいえ、父をひとりにできないので、介護人を依頼するのですが、気高い主人公は介護人と次々と衝突していきます。
という感じの映画です。
主人公目線で映画が続くのですが、認知症を表現するためか、しょっちゅう混乱します。突如として登場人物が入れ替わったり、登場人物の話が頻繁に変わったり、場所もいきなり飛んだりします。
認知症の表現ということは分かりますが、見る側としては、何がリアルで何が妄想なのか判断するのが難しく、かなり混乱しました。
最後は病室に入り、というか数週間も病院にいることが分かります。
ということは、いままでのシーンは妄想でもあり、かつ過去のフラッシュバックでもあり、ということなのかな。
いろいろな解釈ができそうです。
最後にアンソニーは赤ちゃん返りをしてしまいますが、このシーンは必要だったのかなあ。
とにかく救いのない映画です。
自分的には微妙ですが、批評家からは絶賛されています。批評家支持率は驚異の98%です。
製作費6百万ドルで興行収入28百万ドルと十分に稼ぎ出しました。

認知症について考えたいひとのために!
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