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【映画】フォレスト・ガンプ/一期一会 [映画評]

アカデミー賞作品賞を始めとする受賞作多数の有名作です。


フォレスト・ガンプ 一期一会 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]

フォレスト・ガンプ 一期一会 デジタル・リマスター版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2019/07/24
  • メディア: Blu-ray



ストーリーは、停留所でバスを待つ主人公が、待合客に昔話をする形で進みます。
ある意味で、箱の構造です。
主人公、フォレスト・ガンプは、少し知能が足りません。
そのためいじめられたり、わけもわからず様々な騒動に巻き込まれたりします。
突然、走ることに目覚めて大学のアメフトチームにスカウトされて大学選抜に選ばれたり、陸軍に入ってベトナムに参戦したり、卓球に目覚めて卓球の米国代表選手になって中国に派遣されたり、TVに出演してジョンレノンと共演したり、勲章をもらったその足で反戦運動の演台に乗せられたり、戦友との約束を果たすためにエビ釣船の船長になったり、さらに突如として走り続けて全米を横断したりします。
主人公は不思議な成功を収めていきます。
主人公には幼馴染のジェニーがいました。子供のころは唯一の親友です。
大きくなって彼女の道はズレはじめ、ヌードショー、売春、麻薬、たちの悪い反戦運動とどんどん崩れていきます。
そんなジェニーと最後は結ばれますが、彼女は病気にかかっていました。
ほどなくして彼女は死に、一人息子との生活が始まります。
という感じの映画です。
これは、時代を楽しむ映画ですね。
フォレストガンプが経験する様々なエピソードは1950年代~1980年代のアメリカ文化、時事ネタと密接にかかわっており、ときおりアイカーブ映像にフォレストを混ぜ込むことで、アメリカ人的には分かるユーモアになっているのだと思います。
この手の映像は、元映像を知らなければ、意味が伝わらないので。
映画のテーマとしては、映画でも使われているセリフ「人生はチョコレートの箱、開けて見るまで分からない」かと思いますが(名セリフベスト100にも選ばれているらしいですが、そこまでの名セリフかなあ)、荒唐無稽な細かいエピソードのつながりでこのテーマが表現できているのか、自分には疑問です。
言われてみれば、そうなのかもしれませんが、あまりに荒唐無稽すぎるので。
本映画は受賞歴多数であるだけでなく、製作費55百万ドルに対して興行収入6億78百万ドルの大ヒットとなりました。

トム・ハンクスの代表作のひとつを見たいひとのために!
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