【映画】ウルフ・オブ・ウォールストリート

投資詐欺でウォール街をのし上がった悪党の物語です。

ウルフ・オブ・ウォールストリート 4K Ultra HD+ブルーレイ [4K ULTRA HD + Blu-ray]

• 出版社/メーカー: パラマウント
• 発売日: 2022/08/03
• メディア: Blu-ray

主演レオナルド・デカプリオと監督マーティン・スコセッシのゴールデンコンビです。
主人公のジョーダンは実在の人物で、彼の回想録が原作となっています。
さてジョーダンですが、投資会社に就職して株式仲介の資格を取りますが、ブラックマンデーで会社は倒産。
ジョーダンは職を探して、田舎のペニー株（低価格株）の売買をする株式仲介人の職を見付けます。
そこで素人にペニー株を押し付けぼろもうけすると、今度は奇妙な仲間たちと投資会社を設立します。
その手段は、裕福層に狙いを定め、まず普通の株式を購入させて信用を得たところで、ペニー株を押し付けて利益を出します。
さらに仲間の同級生の会社をの新規公開で、株価を釣り上げ、そこで違法に手にしていた新規株を売ってさらなる大儲けに成功します。
この派手な動きにＦＢＩが目を付け、内定を始めます。
ＦＢＩを買収しようとしたり、金をスイス銀行に隠そうとしたりすったもんだしますが、最期は逮捕されます。
しかし刑務所も金の力で優雅に過ごし、出所後は「ペンの売り方」の講演する姿を見せます。
という感じの話です。
とにかく登場人物がメチャクチャです。
ジョーダンも最初は普通の青年でした。ところが投資会社の上司は「麻薬と１日２回のマスかきが秘訣」と語ります。
ジョーダンが会社を設立する仲間たちも、歯が妙に白い家具屋、厳つい麻薬の売人、カツラのインテリと、まあ多種多彩というよりメチャクチャです。
おまけに麻薬常習者で、様々な麻薬をたしなみ、金の力でセックスだらけの乱痴気パーティーを繰り返します。
もちろん言葉は「ファック」ばかりで、さすがに字幕では訳されていませんが、180分で569回と上映時間の長さもあって２位に100回以上の差をつける圧倒的１位です。
真面目に描くと飛んでもない映画ですが、全編コメディタッチなので、笑ってみることができました。
ある意味で、快作だと思います。
アカデミー賞５部門の候補に選ばれ、製作費１億ドルに対して興行収入３億９２百万ドルの大ヒットとなりました。
ちなみに「ペンの売り方」は麻薬の売人が手本を示しているのですが、彼はあっさりと「このナプキンに名前を書け」と言います。
つまり需要を出せば売れる、ということです。無から有を作る手本です。

ハチャメチャな人生を送った投資詐欺師の半生記を楽しみたいひとのために！