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第34期女流王位戦第4局(里見香奈女流王位VS伊藤沙恵女流四段) [将棋]

里見女流王位の2勝1敗で迎えた第4局です。

〔主催者サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/

伊藤沙恵は令和5年4月18日に女流四段になりました。
女流四段はタイトル獲得数だと3期~6期、勝数規定だと女流三段昇段後120勝です。
加藤桃子はタイトル通算9期ですが、女流棋士になってからは1期なので女流三段のままです。
現在女流四段は8人いますが、女流五段になるとぐっと減って3人になります。
タイトル7期か女流四段昇段後160勝ですが、伊藤女流四段は毎年30勝前後も稼いでいるので、このペースでいけば5~6年後です。
女流棋戦が増え、とくにリーグ戦の白玲戦が大きいのかなと思います。
とはいえ、勝数規定よりタイトル獲得数での昇段を目指したいところだと思います。
現在伊藤女流四段はタイトル1期です。
あと6期を積み重ねるために、本局を白星で飾ることはできるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/34/joryu-oui202306070101.html

ということで、将棋です。
先手里見女流王位はいつもの中飛車です。後手伊藤女流四段の選択に注目が集まりますが、本局では相振り飛車を採用しました。
向い飛車に対して、先手里見女流王位は手損ですが2筋に飛車を戻し、飛車の位置だけみると対抗形です。
里見女流王位は、後手が木村美濃に組み替えようとした瞬間をとらえて仕掛けます。
桂損ながらも飛車をなりこみ、流れは先手です。
とはいえ桂損も大きいので、バランスはとれていると思います。
そこから中盤の捩じりあいが続きますが、差が付いたのは終盤です。
時間に余裕のあった里見女流王位は、チャンスと見ると惜しみなく時間を投入し、ジリジリとリードを広げていきます。
今日の里見女流王位は、局面が良くなってからは手堅かったと思います。
最短ではないかもしれませんが、確実に後手玉を追い詰め、121手までの完勝です。
これで3勝1敗となり、女流王位を防衛しました。
これで5期連続、通算9期となりました。

里見女流王位おめでとうございます!
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