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第5期大成建設杯清麗戦挑戦者決定戦(西山朋佳女流三冠VS加藤桃子女流三段) [将棋]

なんだかんだと、四強が勝ち上がってきました。

〔主催者中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/

女流棋士の棋力底上げが進んでいます。
四強と言われていますが、挑戦者決定戦に勝ち上がってきた両者とも準決勝では苦戦しています。
加藤女流三段は鈴木環那女流三段相手に劣勢ながらプレッシャーをかけ続け、怯んだ隙をついて一気に逆転しました。
西山女流三冠の相手は甲斐智美女流五段で、こちらも劣勢からごちゃごちゃとした戦いで逆転したものの、その後も何度も形勢行ったり来たりする激戦の末の勝利です。
二人とも楽に勝ち上がっているわけではありません。
それだけ女流棋士の底上げが激しいのですが、それでも勝ち上がってくるのはさすがです。
加藤女流三段は昨年のリベンジマッチを、西山朋佳女流三冠は初の挑戦を目指します。
さあ女流棋界を代表する両者の戦いの結末は、どうなったでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/5/seirei202305220101.html

ということで、将棋です。
先手西山女流三冠のゴキゲン中飛車に対して、加藤女流三段は超速で対抗します。
里見女流四冠と何度も対戦してきた加藤女流三段ですから、通いなれた道かと思います。
ところが、先手の穴熊をけん制する早めの7三桂跳ねを咎めるべく先手から動かれ、気が付いたらと金を2枚作られてかなり苦しい形勢になってしまいます。
先手からの角覗きに対して、堅く7三歩と蓋をすれば互角だったようですが、いかにも指しにくいです。
加藤女流三段も紛れをもとめて攻め合いにでますが、73手目の5五歩が歩1枚で後手の竜と馬の効きを限定させる焦点の歩で、これで粘るのが難しくなったのかなと思います。
やむを得ない5五同竜に対して、西山女流三冠はよどみなく攻めていきます。
85手目からは即詰みのコースに入り、95手まで加藤女流三段が投了。
これで西山女流三冠が清麗初挑権をを決めました。

第5期大成建設杯清麗戦第1局は、7月12日(水)に東京都千代田区「ホテルニューオータニ」で第1局が行われます!
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