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第8期叡王戦第3局(藤井聡太叡王VS菅井竜也八段) [将棋]

藤井叡王の1勝1敗で迎えた第3局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

菅井八段は井上慶太門下です。
筆頭は稲葉陽八段で、菅井八段が2番目、船江恒平六段が3番目で、出口若武六段、横山友紀四段、狩山幹生四段、藤本渚四段と続きます。
合計7人の大所帯です。
菅井八段はツィッターをしていましたが(現在休止中)、その中で一門についてユーモアを交えながら触れることがあります。
順位戦の講評が容赦なく、最終局前ですが横山四段に対して「もはや違う世界で戦っている内容でした」とバッサリ。
狩山四段にも「らしさはありましたが、長い時間では通用せず」、出口六段も「もっと勝てるだろう。能力的に」と、愛ゆえのムチを奮いまくっています。
来季から初参加になる藤本四段については「能力は高いです。皆さん期待していてください!」とあります。
菅井八段が褒めるぐらいですから、藤本四段の活躍を期待したいと思います!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/8/eiou202305060101.html

ということで、将棋です。
後手菅井八段の作戦はノーマル三間飛車でした。
相穴熊となりますが、先手藤井叡王の穴熊が金銀3枚のに対して、菅井八段の穴熊は金銀二枚です。
堅さでは劣るので、中盤で戦いつついかに離れている金を寄せるのかが、振り飛車側の腕の見せ所です。
藤井叡王は中盤の捩じりあいから角金交換の駒損をいとわず、銀をドリブルして攻めあがります。
しかし、ここからの菅井八段のアクロバティックな受けが効を奏して、駒得の上に手番を握るという勝ちやすい展開に持ち込みます。
藤井叡王は千日手含みの受けで頑張ります。
攻めあぐねた菅井八段が9五歩と突きますが、この手は9六歩と取り込んで一人前なので、決断の一手です。
すでにお互いに1分将棋になっています。
どうやらここで体が入れ替わったようです。菅井八段のミスというより、秒読みのの中で藤井叡王のプレッシャーのかけ方が実戦的で上手かったのだと思います。
最後の最後に藤井叡王が抜け出し、163手まで藤井叡王が苦しみながらも2勝目をあげました。
これで防衛まであと1勝です。

第4局は5月28日(日)岩手県宮古市「浄土ヶ浜パークホテル」で行われます!
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