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第16回朝日杯将棋オープン戦準決勝・決勝 [将棋]

藤井聡太竜王、渡辺明名人、豊島将之九段、糸谷哲郎八段と全員A級の豪華メンバーです。

〔中継サイト〕
https://digital.asahi.com/shougi/asahicup_live/

第11回朝日杯は、藤井聡太の伝説が生まれた回となりました。
佐藤天彦名人、羽生善治竜王を破り、決勝の広瀬章人八段戦では歴史に残る妙手の桂馬の中合いを見せての優勝です。
その後、藤井竜王は第12回、第14回も制覇して、今期で4回目の優勝を目指します。
3回優勝は羽生善治の5回に続いて20歳にて歴代2位です。
朝日杯は優勝賞金が公開されており、第11回から下がったとはいえ、750万円のビックトーナメントです。
さあ藤井竜王は4回目の優勝を達成することができるでしょうか!

ということで将棋です。

[準決勝]
 藤井竜王 ○―● 豊島九段
 糸谷八段 ●―○ 渡辺名人

藤井・豊島戦は角換り腰掛銀となり、両者が対局した王位戦をなぞりますが、負けた豊島側が変化します。
終盤で藤井竜王がと金を作って優勢に見えましたが、豊島玉が焦土戦術でするすると右辺に逃げて逆転。ところが最後の最後で即詰みを逃して再逆転。
豊島九段は悔しい敗戦となりました。
糸谷・渡辺戦も角換り腰掛銀。後手渡辺名人が棒銀を採用したのが珍しいです。
糸谷八段優勢の終盤戦になり、大駒をコンプリートしてから糸谷八段らしく単騎の玉で飄々と逃げていたのですが、渡辺名人が小駒で左右挟撃形を築き、先手を焦らせて逆転。
糸谷八段は苦手渡辺名人に一矢を報いるチャンスを逃しました。

[決勝]
藤井竜王 ○―● 渡辺名人

後手渡辺名人は変化球で雁木を採用します。
藤井竜王は雁木対策として最有力と言われる早繰り銀を採用し、自然な指し手を続けていくだけで優勢になります。
渡辺名人も先手人に嫌味をつけて切りあいに持ち込もうとしますが、後手陣の金銀が前進シフトを敷いているので、飛車を奪われると粘りが効きにくいです。
最後は奇麗につまされにいき、これで藤井竜王が4回目の優勝を果たしました。
6回出場で4回優勝も驚きですが、渡辺名人相手に7連勝、通算15勝2敗も驚きです。

藤井竜王おめでとうございます!
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