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第30期倉敷藤花戦第1局(里見香奈倉敷藤花VS西山朋佳女流二冠) [将棋]

年度5回目の同一カードです。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

両者の力が抜けているとはいえ、年度5回もタイトル戦同一カードになるのは初めてだそうです。2位は羽生善治と佐藤康光の4回かなと思います。それだけ女流棋界において2人の力が抜けています。
勝ち続けるには棋力だけではなく、体調面も含めた安定性も必要です。
タイトル戦同一カード5回は、女流2強ともいえる両者が、実力だけでなく安定性も優れている証拠だと思います。
菅井竜也八段は、里見倉敷藤花のことを「センスはないけど、もう、すごい努力でやる人です」と評しています。
同一カード5回目は、両者にとっては勲章ですが、他の女流棋士からしたら屈辱だと思います。
さあ、本局で両者は他の女流棋士との格の違いを見せつけることができるでしょうか?

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/30/kurashikitouka202211020101.html

ということで、将棋です。
先手になったのは西山女流二冠。いつものように相振り飛車になります。
この二人の相振り飛車だと、里見倉敷藤花が工夫をこらすパターンが多いです。しかし、本局では4八玉から4七金と西山女流二冠が工夫した駒組を見せます。
先攻したのは後手です。銀交換の次は守りの金をぐいっと押し出して攻めを継続します。
自玉が薄いだけに怖いところですが、角と金2枚が交換となり、手順に飛車を回った手が先手陣の桂頭を攻める形になり優勢になったと思います。
後手陣は金を渡すと1手詰の怖い形ですが、逆に言えば金さえ渡さなければ大丈夫です。
里見倉敷藤花は慎重に時間をこまめに使い、104手まで逆転を許さずにそのまま押しきりました。

第2局は11月26日(土)に、毎年恒例の岡山県倉敷市「倉敷芸文館」で行われます!
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