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【書評】光文社文庫編集部編『ショートショートの宝箱』 [書評]

アマチュアとプロの共演によるショートショート集です。


ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫)

ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫)

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2017/04/11
  • メディア: 文庫



本作には30編収録されています。
WEB光文社文庫もあれば、SF宝石、異形コレクションからの採録もあります。
個人的に印象に残ったのは荒井欄『虫の居所』です。銃でハチの巣にされて、実際にハチが住み着いてしまう発想がナイスです。
不思議な雰囲気のある深田亨『海豹』もよいです。どんどんどん、とアザラシが戸を叩くシーンなどなかなか思いつきません。
北野勇作『白昼』は不条理系ですが、人間心理をよく突いていると思います。
江坂遊『約束変更線』は達人の技という感じがします。
ショートショート好きなら読んで損はないと思います。

多種多様なショートショートを楽しみたいひとのために!
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