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【書評】清武英利『後列のひと~無名人の戦後史』 [書評]

取り上げられているひとは様々です。


後列のひと 無名人の戦後史

後列のひと 無名人の戦後史

  • 作者: 清武 英利
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2021/07/28
  • メディア: 単行本



取り上げられているのは18人です。
最初の3名は戦争にかかわりがありますが、以降は戦後のひとたちです。
糸川博士のような有名人もいれば、ホーチミンで豆腐屋を開業したビジネスマン、さらには震災後に東電に入社した若手まで様々です。
儲けてはすってんてんになった伝説の相場師、板崎喜内人が2021年時点で存命で、かつ金相場にのめり込んでいることに驚きです。
著者の代表作である「しんがり」の主要メンバーのうち、郡司由紀子さんと長澤正夫さんが亡くなっていることを知りました。
ときの流れるのは早いものです。

市井の人々の半生記を読みたいひとのために!
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