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【書評】清武英利『空あかり~山一證券”しんがり”百人の言葉~』 [書評]

『しんがり』のスピンオフみたいなノンフィクションです。


空あかり 山一證券“しんがり”百人の言葉

空あかり 山一證券“しんがり”百人の言葉

  • 作者: 清武英利
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/11/08
  • メディア: Kindle版



清武英利の代表作『しんがり』がWowowでドラマ化されました。
その関係の企画かと思いますが、山一證券が自主廃業して、会社から放り出された又は自ら山一を去った社員たちにインタビューした結果をまとめたものです。
会社を解雇されるというのはサラリーマン生活において一大事ですが、なんだかんだとみなさん再就職されて、新しい会社で働いています。
山一證券というブランド力が大きかったのもあるとは思いますが、努力してきたからこそ身についてきた知識、技術をフル活用されている方が多いという印象があります。
中には新しい会社を起こしたり、サラリーマン時代には考えもしなかった業種に飛びんこんだひともいます。羨ましく感じる場面も多々あります。
会社が無くなることは、終わりではありません。ここからが始まりだ。
そんな気持ちで立ち向かわれた方が多いのかなと思いました。
「為せば成る」という言葉は、まさに真なりです。

山一證券社員のその後が気になるひとのために!
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