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【書評】早坂隆『愛国者がテロリストになった日~安重根の真実~』 [書評]

安重根の真実を裁判記録等の一級資料から読み解きます。


愛国者がテロリストになった日 安重根の真実

愛国者がテロリストになった日 安重根の真実

  • 作者: 早坂 隆
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2015/05/22
  • メディア: Kindle版



安重根はテロリストです。
どのような理由であれ、政治家を暗殺したわけですから、テロリストの烙印を押されるのは免れません。
安重根は現在の北朝鮮で、両班の子として裕福な家庭に育ちました。その後、朝鮮が日本国の保護国となり、両班としての特権を失います。
商売を始めたり学校経営を始めたりしますが、失敗して先祖の財産をすべて失い、抗日ゲリラに身を投じます。
そして、最後は伊藤博文を暗殺します。
よく知られているように、伊藤博文は朝鮮合併に反対していました。
朝鮮を近代化するために、強引な面はあったにしろ、様々な面で力を尽くしました。しかし、安重根は偏った知識しかなかったため、情勢をまったく理解していなかったようです。
裁判における検察官は以下のように指摘します。
「自己の分際、力量及び自国の栄枯盛衰及びその由来に関する正当なり智識の欠乏による誤解と、他人殊に伊藤公の人格と日本の国是、宣言及び列強交渉並びに国際法規の何たるやに関する智識の欠乏により生ずる誤解より、頑迷・自尊・排日の新聞及び論客の説に盲従」
まさにこの通りだと思います。
愛国者であることは間違いないと思ますが、その思考はあまりに粗雑としか言いようがありません。

安重根の真実を知りたい人のために!
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