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第33期竜王戦挑戦者決定3番勝負第2局(羽生善治九段VS丸山忠久九段) [将棋]

丸山九段の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

丸山九段は名人2期、棋王1期の実績がありますが、最も相性の良い棋戦は竜王戦だと思っています。
竜王獲得はないものの、竜王戦挑戦3回、1組トーナメント優勝5回、1組在籍は21期にも及びます。
一流棋士としてふさわしい成績だと思います。
久しぶり、4回目となる竜王挑戦まであと1勝です。
後手番となった第1局では得意戦法である一手損角換わりで快勝しました。
丸山九段といえば角換わりです。
さあ、第2局の先手番では連勝を狙って角換わりを採用するでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/33/ryuou202008250101.html

ということで、将棋です。
先手丸山九段の作戦は大方の予想通り角換わりで、羽生九段も避けずに真っ向から受けて立ちます。
丸山九段は早繰り銀を採用し、するすると銀を前に出して歩をかすめ取ります。
ただし、歩を取るのに手をかけた分だけ陣形整備が遅れ、難しい形勢です。
お互いに手出しが難しくなりますが、先手丸山九段は5筋の歩を伸ばして、戦いを誘います。
その誘いに羽生九段が乗りました。
押したり引いたりの難解な中盤戦となりますが、羽生九段が守りの銀を取らせている間に歩の連打で相手の玉頭を攻めたの好判断で、ここでリードを奪ったようです。
丸山九段も飛車金の両取をかけますが、もちろんこれも読みの範囲で、羽生九段は時間を使わずに寄せに入ります。
丸山九段は飛車に銀2枚と豊富な持ち駒がありますが、後手玉の上部が抜けていて捕まえることができません。
最後、羽生九段がいままで不動駒だった桂馬を跳ねて、先手玉の上部を抑えたところで投了しました。

これで1勝1敗のタイです。
竜王挑戦を決める第3局は東京将棋会館で9月19日に行われます!
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