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第5期叡王戦第5局(永瀬拓矢叡王VS豊島将之竜王・名人) [将棋]

永瀬叡王の1勝1敗2持で迎えた第5局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

叡王戦は元々は電王戦として、人間VSコンピューターの対戦という歴史的イベントから始まりました。
PVでも電王戦に触れられていて、今回の両対局者が電王戦でコンピューターに勝利した数少ない棋士であることも描かれています。
二人とも当時は二十代前半でした。あれからもうこんなに時間がたってしまったのかと驚きます。
電王戦以降、豊島竜王名人は将棋の勉強をコンピューターとの対戦中心にして、対人はほとんどしていないそうです。
逆に永瀬叡王はとにかくVSを頻繁に行い、将棋の勉強を対人に重きをおきます。
どちらの勉強法が優れているというわけではなく、棋風なのかなと思います。
豊島名人はロジカルに真理を追究するタイプで、永瀬叡王は最善手ではなくても負けにくい手を好みます。
将棋上達の最善手はひとつではありません。
さあ、電王戦後に両極端な道を歩いた両者ですが、第5局はどのような将棋になったでしょか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/5/eiou202007230101.html

ということで、将棋です。
戦形は相掛かりとなりますが、豊島竜王名人の挑発に乗るかのように永瀬叡王が真っ向から主張をぶつける手を選び、序盤早々に乱戦となります。
さすがにこれは短手数での決着……とならないのが永瀬叡王です。
中盤は豊島竜王名人が少し良かったようです。
永瀬叡王は局面を長引かせるためか、後手飛車を桂馬で強引に抑え込み、ゆっくりと攻めの体制を築きます。
お互いに長引くような局面となったところで、双方1分将棋です。
1時間、3時間の持ち時間の勝負は、どうしても最終番の手前で秒読みになってしまうようです。
こうなると指運に近いです。
1分将棋で互角の形勢が続きますが、82手目に豊島竜王名人が玉をすっと引いた手が敗着になったようです。
そこからは永瀬叡王の教科書のような寄せが決まり、111手まで苦しい将棋をものにしました。

これで2勝1敗となり、永瀬叡王が1歩リードです。
第6局は8月1日に大阪市「関西将棋会館」で行われます!
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Randygobby

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by Randygobby (2020-07-24 15:51) 

HenryFar

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by HenryFar (2020-07-24 18:12) 

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