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第27期倉敷藤花戦第2局(里見香奈倉敷藤花VS伊藤沙恵女流三段) [将棋]

里見香倉敷藤花の先戦で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

女流棋士の資格がなくとも、奨励会員の立場で出場できる棋戦が3つあります。
女流王座戦、マイナビ女子オープン、女流王将戦ですが、このうち後者2つが奨励会三段の西山朋佳が獲得し、女流王座戦でも里見香女流王座と互角の戦いを繰り広げています。
圧倒的な実力で勝ち続けてきた里見香奈倉敷藤花ですが、いよいよ強力なライバルが登場したところだと思います。
であるからこそ、西山女流二冠が出場していない棋戦はタイトルを維持したいところだと思います。
とはいえ、伊藤沙女流三段は強敵です。里見香奈といえども圧倒できる相手ではありません。
倉敷藤花戦は3番勝負の短期決戦です。
女流王座戦と並行しているいま、第2局で決めることができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/27/kurashikitouka201911230101.html

さて将棋です。
お互いに居飛車、振り飛車の両方とも指せますが、本局は相振り飛車となりました。
先手里見倉敷藤花は高美濃、後手伊藤沙女流三段は矢倉となります。
相振り飛車で矢倉に組めれば作戦勝ちとも言われます。さらに戦いが起こったとき、後手の飛車は先手の玉頭を直撃し、先手は中飛車と後手玉から遠いです。
序盤は後手不満無しだと思います。
伊藤沙女流三段は、手ごまに歩が溜まったところで、教科書通りの端攻めに向かいます。
これが平凡ながら厳しかったです。
里見倉敷藤花は中段玉で凌ぎにかかりますが、二枚の飛車に挟まれていかにも息苦しいです。
それでも150手を超えるまで凌ぎ、粘り、何回か後手玉に詰めろをかけたのはさすがです。
最後は152手まで伊藤沙女流三段が先手玉を即詰みに討ち取り、これでタイトルの行方は翌日の最終戦に持ち込まれました。

第3局は翌日、同一会場で行われます!

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