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第27期倉敷藤花戦挑戦者決定戦(伊藤沙恵女流三段VS加藤結李愛女流初段) [将棋]

デビューわずか1年の加藤結女流初段が快進撃を続けています。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

いま女流は三強時代です。
里見香奈女流六冠、西山朋佳女王が抜けていて、その次が伊藤沙女流三段です。
その次が混戦ですが、加藤結李愛女流初段が三強に食い込むべく、ここまで勝ち上がってきました。
とても思いっきりのよい棋風だと思われ、準決勝の谷口女流三段戦では序盤の何気ない1手から決戦に踏み込み、わずかなリードを最後まで保って勝ちきりました。
実績のある先輩棋士相手に、なかなかできる将棋ではないと思います。
伊藤沙女流二段はタイトル獲得経験こそないものの、トップ女流棋士のひとりであることはだれもが認めるところだと思います。
さあ、加藤結女流初段は挑戦者決定戦でも思い切った将棋を指せるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/27/kurashikitouka201909240101.html

ということで将棋です。
先手は加藤結女流初段となりました。
矢倉模様から両銀を繰り出し、この大勝負でも棋風らしく思い切った攻めにでます。
ですが、矢倉系は伊藤沙女流三段も得意とするところです。
持ち時間がチェスクロックの2時間と短いこともありますが、午前中の時点でやや後手が指しやすくなります。
午後は我慢の時間が続きますが、59手目の7九玉の早逃げが次の7七歩を見落とした疑問手でした。
伊藤沙女流三段がこの手を逃すわけがありません。
綺麗な王手飛車が決まり、以降は加藤結女流初段の必死の食いつきも後手は先輩らしく軽くいなし、最後は即詰みに切ってとりました。

これで伊藤沙女流三段は7度目のタイトル挑戦となります。
第27期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負の第一局は11月10日(日)鳥取県米子市皆生温泉「華水亭」で行われます!
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