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第32期竜王戦挑戦者決定戦3番勝負第1局(豊島将之名人VS木村一基九段) [将棋]

王位戦と並行しての10番勝負となりました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

タイトルを争う棋士同士だと、タイトル戦等の番勝負が平行して行われることがあります。
豊島名人と木村一九段も王位戦と並行して竜王戦挑戦者決定3番勝負が行われることになりましたが、豊島名人はタイトルホルダーですが、木村一九段はいまだに無冠です。
それどころか今年の勝ち負けは11勝8敗で勝ちまくってるわけでもありません。
それでも、重要な勝負はことごとく勝利し、ここまで勝ち上がってきました。
絶好調といっても良いと思います。
これだけ同じ棋士同士の対局が続くと、とっておきの作戦を隠しあうという駆け引きがみられるかもしれません。
王位戦第3局では豊島名人は意表の矢倉を採用しました。
さあ、竜王戦ではどのような作戦がみられるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/32/ryuou201908130101.html

ということで、将棋です。
先手は木村一九段で、相掛かりとなりました。
ここで最初に用意の作戦を出したのは木村一九段でした。
8七歩が見えている中での7七桂です。
これはすぐに角金と飛車の交換となる変化がありますが、その変化でも勝てるという研究がないとできない手です。
ところが豊島名人の研究範囲だったのか、その手順に豊島名人はまっすぐに突っ込んできます。
木村一九段が飛車を二枚かさね、豊島名人が手にした金と角を投入して守る。
が、次の1手で研究の差がでた気がします。
37手目に9六歩と後手陣の弱点である端角の頭を攻める準備をしますが、その歩が届く前に豊島名人が攻勢にでて、あっというまに勝勢となります。
最後は後手陣はほぼ手付かずなのに先手陣は崩壊という大差の将棋となりました。
82手まで豊島名人が先勝として、竜王挑戦に大きく近づきました。
第2局は8月23日(金)に、東京・将棋会館で行われます!
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