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第60期王位戦挑戦者決定戦(羽生善治九段VS木村一基九段) [将棋]

プレーオフを勝ち上がったのは、40代A級の両名となりました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

羽生善治VS木村一基というと、第57期王位戦です。
先に王手を掛けましたが、第6局、第7局と連敗して初タイトルなりませんでした。
第55期王位戦でもフルセットにもつれ込みますが、やはり最終局に敗れてタイトル獲得を阻まれています。
もう10年前ですが、第80期棋聖戦でも先にリーチをかけて、第4局、第5局と敗れてタイトル奪取目前で涙を呑みました。その前年の第56期王座戦では3連敗と一蹴されています。
木村一基にとって、羽生善治という存在は大きな壁です。
ただ近年の対戦成績は互角に近く、現に竜王戦では羽生善治を破り、本戦出場を決めています。
さあ、木村九段は羽生善治を破り、王位戦の挑戦者に名乗りを上げることができるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/60/oui201906060101.html

ということで、将棋です。
先手羽生九段で横歩取りとなりました。
先手が青野流を採用せず、後手木村一九段が8五飛に構えたことからどこか懐かしい形となります。
横歩取りは差がついたら逆転が難しいので、お互い序盤に時間を注ぎ込みます。
ただ、一本取ったのは木村一九段でした。
羽生九段は端に角を打って頑張り、中盤のもみあいで徐々に優勢を築きますが、73手目の8一馬に6一飛で返されてからは互角に戻ります。
とはいえ、別の手も難しかったようです。
勝敗が分かれたのは終盤でした。
101手目が7二歩でなくて6三歩ならば、金銀損の先手もまだまだ互角に戦えたようです。
134手まで木村一九段が勝利し、これで7回目のタイトル挑戦を決めました。

木村一九段の初タイトルがかかる王位戦第1局は、7月3日(水)、4日(木)の二日間にかけて愛知県名古屋市「か茂免」で指されます!
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