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第60期王位戦挑戦者決定リーグ最終一斉対局 [将棋]

紅白とも優勝の行方は最終局まで持ち越されました。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/oui/

紅組は木村一基九段が4連勝で単独首位。勝てば優勝で負けても結果待ちという有利な位置にいます。
まず木村一九段の結果ですが、
木村一基九段 × ― 〇 佐々木大地五段
クラシカルな矢倉に構えますが、中央から反撃されて圧殺されてしまいました。作戦ミスであり、無念だと思います。
木村一九段の優勝は菅井竜也七段―阿久津主税八段戦の結果にゆだねられます。
阿久津主税八段 × ― 〇 菅井竜也七段
これで木村九段と菅井七段が4勝1敗で並び、紅組はプレーオフとなりました。
2名以外の4名はリーグ陥落です。

白組は綺麗に分かれました。
3勝1敗が3人で、優勝から陥落まであります。
その3人が陥落がすでに決定している1勝3敗の3人と当たります。
対戦結果は以下のとおりです。

<3勝1敗組>    <1勝3敗組>
 羽生善治九段 〇 ― × 谷川浩司九段 
 中村太地七段 × ― × 千田翔太七段
 永瀬拓矢叡王 〇 ― × 澤田真吾六段

その結果ですが、まず永瀬叡王が角換わり腰掛銀から優勢に戦いを進め、終盤は二転三転する大熱戦となりますが、辛くも逃げ切り勝利です。
羽生谷川戦は歴代2位となる167局目。羽生九段が角道を止めて手将棋となります。中盤は谷川押しでしたが、終盤に羽生九段が谷川飛車を捕らえたところで谷川九段が投了しました。この勝利で、羽生九段は歴代最多勝記録に並びました。現役ではもちろんダントツです。
中村太千田戦は矢倉脇システムとなります。一時期流行しましたが、最近はまったく見ないので斬新です。
組み合ってからは激しい乱戦となり、先手千田七段が徐々にリードを広げ、中村太七段を打ち取りました。
その結果、白組も永瀬叡王と羽生九段のプレーオフとなりました。両名以外の4人はリーグ陥落です。

紅組白組のプレーオフは、6月4日に行われます!
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