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【書評】稲垣栄洋『怖くて眠れなくなる植物学』 [書評]

『面白くて眠れなくなる植物学』の続編です。


怖くて眠れなくなる植物学

怖くて眠れなくなる植物学

  • 作者: 稲垣 栄洋
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2017/07/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



あとがきで著者が告白しているように、依頼を受けたときに何を書くのか困ったそうです。
前半は困惑が見て取れますが、後半になると筆が乗ってきたのか面白い話がポンポンでてくる。
日本国内のヒガンバナは3倍体のため、種を作ることができません。つまり、墓場に咲くヒカンバナは誰かがそこに植えたのです。
また、ヒガンバナは球根に毒があるが水に晒して毒を抜くと、でんぷんが取れます。だから非常食として植えられたそうです。
四葉のクローバーは突然変異か成長点が傷つくことで生まれるため、踏まれる箇所ほど四葉が多いとか。
レウコクロディウムに感染したカタツムリの異常行動、マダケは約120年に1度花を咲かせて枯れるが、前回の開花が1970年代なので次が2090年とか、興味深い話がたくさんです。

読んで損のない本だと思います!
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