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第68期王将戦第4局(久保利明王将VS渡辺明棋王) [将棋]

挑戦者の3連勝で迎えた第4局です。

【中継サイト】
http://mainichi.jp/oshosen/

ここ10年以上、王将戦はストレート決着がありません。
2004年の羽生森内戦まで遡ります。
それだけ均衡の取れた実力者同士が戦うことが多いのかもしれません。
ここ10年でみると、4-2のスコアが目立ち、5回です。
その次が4-3で3回、最後が4-1で2回です。
久保王将にとって、王将戦は通算4期獲得の縁の深い棋戦です。
3連敗と苦しい星勘定ですが、ここから1勝、2勝と返してくことができるでしょうか!

【棋譜】
http://mainichi.jp/oshosen-kifu/190224.html

ということで将棋です。
久保王将が選んだのは、奇襲ともいえる初手7八飛車戦法でした。そこからノーマル三間になるかと思いきや、藤井システム調となり、さらに右四間に振りなおすといった陽動作戦を取ります。
しかし、戦いが始まると玉の遠さが一目瞭然で、後手渡辺棋王が着実にリードを広げます。
久保王将にとって辛い将棋です。
一気に先手敗勢に傾いたのは60手目でした。
銀で角に当てられ8八に引きましたが、壁形となり、中央も制圧されて、以降は一方的な展開となります。
久保王将も1三銀から詰めろをかけて見せ場は作りますが、渡辺棋王は全て読みきっていました。
以降も渡辺棋王がよどみなく攻めて、96手まで完勝、4連勝で王将位に復位、そして2冠を決めました。

渡辺王将おめでとうございます!
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