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【書評】武田知弘『戦前の生活~大日本帝国の”リアルな生活誌”~』 [書評]

戦前の日本の生活を紹介です。


戦前の生活―大日本帝国の“リアルな生活誌” (ちくま文庫)

戦前の生活―大日本帝国の“リアルな生活誌” (ちくま文庫)

  • 作者: 武田 知弘
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 文庫



戦前は貧しいなりに純朴で・・・・・・みたいなイメージがあります。
ところが戦前の子供は凶悪で、とんでもない事件を多数引き起こしています。
また、貧しいイメージがありますが、確かに豊かさではいまとは比較になりませんが、戦前から自動改札の地下鉄があり、東京ではタクシーが1万台以上走り、スキーなどのレジャーも盛んでした。
そうした知られざる戦前の生活誌がてんこもりです。
ときおり街角で見られる”純喫茶”ですが、命名の由来が傑作です。昭和初期にカフェブームが起きたのですが、大阪北新地のベニアというお店が「女給とキスができる」ことを売りにしたところ、爆発的な人気を呼びました。
それからカフェは完全にキャバクラと化して、困った喫茶店が「純喫茶」という名称を作り出したそうです。
いつの世の中もねえ、といった感じです。

しられざる戦前の生活を知りたいひとのために!

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