SSブログ

【書評】渡辺房男『円を創った男』 [書評]

大隈重信が名を上げてから円を作るまでの半生記です。


円を創った男

円を創った男

  • 作者: 渡辺 房男
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/02/15
  • メディア: 単行本



維新直後、日本の貨幣制度は混乱していました。
藩がそれぞれ勝手に藩札を刷り、通貨も贋金が横行。そもそも政府自体が歳入不足を補うために劣位の通過を鋳造するなどムチャクチャでした。
戊辰戦争の戦費がかさみ、一時しのぎとして止むを得ない面もありましたが、経済混乱を沈めて諸外国との貿易を進めるために、統一通貨の制定に必要に迫られていました。
この”円”誕生に大きく関わったのが、大隈重信です。
この大隈重信が一番輝いていた、幕末から円創設までに絞った伝記が本書です。
無から有を産み出し続けた明治維新直後の、エネルギッシュな活動が伝わってきます。

維新直後の貨幣制度について知りたいひとのために!
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。