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【書評】奥野健男『日本文学史~近代から現代へ~』 [書評]

近代から現代までの日本文学を手軽に俯瞰できるガイドブックです。


日本文学史 近代から現代へ (中公新書)

日本文学史 近代から現代へ (中公新書)

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1992/09/01
  • メディア: Kindle版



奥野健男は大正15年生まれです。
明治の文豪が現役作家として活躍していた時代をリアルタイムで通過しており、さらに日本近代文学の幕開けともいえる明治中期の文学も肌感覚として触れられる世代です。
だからこそ、いまでは知り得ない明治中期から大正にかけての創世記における日本文学の発展が活き活きと描かれ、遠い存在と思っていた明治の文豪が身近に感じられます。新しい目で古典を読むことができそうです。
ただ、昭和45年初版であるため、“現代”といっても数十年前であることに注意してください。

日本文学史の入門書として!

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