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第42期棋王戦挑戦者決定戦第2局(永瀬拓矢七段VS黒沢怜生五段) [将棋]

黒沢五段の先勝を受けての決着局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kiou/

棋王戦本戦トーナメントは、敗者復活戦がある唯一の棋戦です。
決勝は変則2番勝負で、勝ち残り組は1勝、敗者復活組は2勝が優勝条件です。敗者組の黒沢五段が先勝したので、第2局が決着局になります。
今年度の永瀬七段は11連勝を含む31勝8敗と絶好調です。
元々、非常に強い棋士でしたが、順位戦でなかなか昇級できず、多くの棋戦で予選からの出場になるため、タイトル戦登場まで長い道のりを歩まざるを得ませんでした。
初タイトル戦は棋聖戦でしたが、羽生善治棋聖相手に2勝3敗と惜しくも涙を呑みました。
永瀬六段はレーティング第2位であり、いつタイトルを奪取してもおかしくない位置にいます。
さあ、第1局目は不覚を取りましたが、2回目のタイトル挑戦を決めることができるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/43/kiou201712270101.html

ということで、将棋です。
振り飛車党の黒沢五段は中飛車穴熊に構え、永瀬七段も居飛車穴熊に構えます。金銀4枚に角も付けて固く囲います。
戦いはお互いの玉頭で始りました。後手から2四歩と突きあげますが、この歩を取れないことで、先手は若干不利になります。
そこから話されないように先手は頑張りますが、67手目の4七飛車が悪手でした。
飛車を押さえ込まれて苦しくなったことで勝負に出ますが、評価値を見ると81手目の4三角が致命的だったようです。
この手で評価値の差が1000を越え、あとは一方的な将棋となってしまいました。
これで永瀬七段2回目のタイトル挑戦です。旋風を巻き起こした黒沢五段は、あと一歩のところで涙を飲みました。

五番勝負第1局は2月12日に宇都宮市「宇都宮グランドホテル」で行われます!
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