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【書評】高野和明『幽霊人命救助隊』 [書評]

成仏できぬ幽霊となった4人が自殺志願者を救うために地上に降り立ちます。


幽霊人命救助隊 (文春文庫)

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

  • 作者: 高野 和明
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫



主人公は東大受験失敗を苦にして自殺した予備校生です。
わけもわからず絶壁を登っていくと、その上に3人の男女が待っており、神様によって4人まとめて地上に落とされます。
神様からの指令は「成仏したければ49日間で100人の命を助けろ」
そこからは完全にキャラ物のストーリー展開で、ジェネレーションギャップやら、幽霊なのに電車で移動するコミカルさや、いい加減なメンバーによるコメディが続きます。
自殺志願者を説得している間に、メンバーたちの背景が語られ、自省していきます。
高野和明というときっちりとした構成を作りこむイメージがありますが、本作は短編連作のような趣です。

気軽なキャラ物を読みたいひとのために!

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