【書評】鳴海風『美しき魔方陣~久留島義太見参!~』 [書評]
久留島義太は江戸時代に実在した伝説的和算家です。
著者は和算をテーマにした書籍を多数発表しています。
久留島義太は天才的和算家で、大酒飲みで、生活はデタラメだったようですが、あらゆる難問をたちどころに解く頭脳を持っていました。
ただし、本書は伝記ではありません。久留島義太についての資料は限られるため、空白だらけです。その空白を作者の創作で埋め、独特の時代小説として仕上げています。
前半はストーリーの軸が見えず、かなりモッサリしています。
しかし中盤を超えた当たりから道筋が見えてきて、ラストはやや強引ながらも、和算家らしいまとめで終えています。
一風変わった時代小説を読みたいひとのために!
著者は和算をテーマにした書籍を多数発表しています。
久留島義太は天才的和算家で、大酒飲みで、生活はデタラメだったようですが、あらゆる難問をたちどころに解く頭脳を持っていました。
ただし、本書は伝記ではありません。久留島義太についての資料は限られるため、空白だらけです。その空白を作者の創作で埋め、独特の時代小説として仕上げています。
前半はストーリーの軸が見えず、かなりモッサリしています。
しかし中盤を超えた当たりから道筋が見えてきて、ラストはやや強引ながらも、和算家らしいまとめで終えています。
一風変わった時代小説を読みたいひとのために!
コメント 0