【書評】城山三郎『指揮官たちの特攻』

最初と最後の特攻指揮官の伝記です。

指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく―

• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2004/08/01
• メディア: Kindle版

最初の特攻指揮官は関行男大尉で、最後は中津留達雄大尉です。
二人は同期ですが性格が間逆で、猛烈な関大尉に対して温和な中津留大尉。お互いにいろいろな思いを胸に秘めながら、大空に飛び立ちました。二人とも特攻には批判的でしたが、命令とあれば従うのが軍人としての定めでした。
ポツダム宣言受諾後、中津留大尉は宇垣中将を乗せて飛び立ちました。
城山三郎の推理では、中津留大尉はポツダム宣言受諾を知らなかったようで、突入した現場を踏まえると機上で戦争終結を知り、米軍には突入せずキャンプを外れて墜落させたとしています。
この件については様々な異論があるようですが、搭乗員の技量を考えると、当たらずとも遠からずのような気がします。

本書には当時の著者のことと、さらには残された家族のことが書かれています。
なぜこのような作戦を立ててしまったのか。
本当に悲惨な出来事だとあらためて思います。

コメント 2

Cialis Dosierung Can You Really Order Cialis Online 149 Accutane Buy Online Reviews <a href=http://cialtadalaff.com>п»їcialis</a> Causas Del Propecia Online Indian Viagra In Uae
by RebHork (2019-06-16 03:52) 

Original Cialis Ohne Rezept <a href=http://cialonlinecs.com>п»їcialis</a> Least Expensive Azithromycin Brand Cialis Online Cialis Cuanto Cuesta En Espana
by Stepnoupe (2019-07-01 06:32)