SSブログ

第29期竜王戦挑戦者決定戦第1局(三浦弘行九段VS丸山忠久九段) [将棋]

渡辺竜王への挑戦を決める3番勝負が始まります。

【竜王戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

丸山忠久九段は竜王戦と相性が良いのか、2012年、2013年と2年連続して竜王に挑戦したことがあります。
渡辺竜王の牙城は盤石で、2年連続して1-4で敗れました。お互いに角換わりを得意戦法としていので、角換わりシリーズとして評判になりました。
それ以来の竜王挑戦を目指します。
三浦弘行九段は竜王挑戦の経験はありません。2005年に挑戦者決定3番勝負まで進出したことがあります。
いままで棋聖戦2度挑戦(1回獲得)、名人戦挑戦、棋王戦挑戦とタイトル経験は豊富なだけに、いつ竜王に挑戦してもおかしくない実力者です。
順位戦ではB級1組に陥落したものの1年でA級に復帰し、40歳を超えてもまだまだ第一線であることを証明しました。
二人の対戦成績は、丸山九段が若干上回っていますが、ここ2年は白黒が並ぶまったくの互角です。
さあ、ビックタイトルの挑戦者となるのは、どちらの棋士でしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/29/ryuou201608150101.html

ということで、将棋です。
丸山九段は角換わりのスペシャリストですが、本局の戦形は横歩取りとなりました。
先手は陣形を低くして後手の1四歩を咎めるべく端から動いてきます。対する三浦九段は7七歩と手筋で応戦します。
ここから丸山九段独自の構想が明らかになります。
守りの要である金は玉と接近させるのが基本ですが、丸山九段はその金をするすると単騎で上昇させ、三浦九段の飛車を圧迫します。
空振りしたら目も当てられません。
そこから中央で攻防が始まりますが、67手目4四歩から5五金と更なる活用を目指したのが好着想でした。
ここで一気にリードを奪うと、1分将棋になりながらも綺麗に寄せきりました。

これで丸山九段は4期ぶりの挑戦に向けて大きな1勝をあげました。
第2局は8月26日(金)に行われます!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0