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第3回電王戦第5局(屋敷伸之九段VSPonanza) [将棋]

前書きですが、追記なので結果込みで書きます。

屋敷伸之九段がPonanzaに敗れて、人間1勝、コンピューター4勝と、第2回に続いてコンピューター側の勝利に終わりました。

終わってから書くのもアレですが、電王戦の勝敗はプロ2勝と考えていました。
考えるファクターは概ね5つあると考えていました。
1)棋士のレベル
2)コンピューターのレベル
 ※事前練習で五分五分だったことから、菅井竜也五段と同レベルだと思われます。
3)コンピューター側のレベル
 ※5者のうち、Ponanzaが頭ひとつ抜けていて、やねうら王がやや劣るか。残りの3者はほぼ互角とみています。
4)棋風によるコンピューターとの相性
5)電王戦に向けて研究に避ける時間。

最も大事なのは、1と5。
そういう意味で、最も勝つ確率が高いのが豊島将之七段と思っていました。次が菅井竜也五段。後の3人のうち、誰かが勝てれば人間側の団体戦勝利も見えてくる。
そのように思っていました。
その3人のなかでも、森下卓九段は4)がマイナスですが、じっくり研究をすれば一発入れる可能性はけっこうあると思っていました。
初戦の敗戦が大きくて、こうなると人間側1勝でもやむを得ないかなあという気持ちです。

第4回電王戦が開催されるかどうかは不明ですが、本気で勝ちにいくならじっくり研究できる若手実力者で固めるべきかなあと。
頭に思い浮かぶのは、永瀬拓也六段、佐々木勇気五段、糸谷哲郎六段、中村大地六段。ベテラン枠としては横歩8五歩戦法のスペシャリストの髙橋道雄九段。
運営側としてはタイトルフォルダーの出場を願っているようですが、対コンピューターには5)という意味で向かないひとたちばかりなので、日本将棋連盟は難しい判断を迫られると思います。

ということで、将棋です。
(ここまで追記)

【棋譜はこちらのブログを参照してください】
http://hantosidegodan.seesaa.net/article/394493259.html

将棋は第3局に続いて横歩取りですが、屋敷九段は青野流を採用します。
青野流の特徴は、すぐに激しい戦いになるのと、普通の横歩取りは後手の応手に応じて先手が様々な準備をしないといけないのに対して、青野流は基本的に自分の土俵で戦える。
そのような事前準備の有利さから、青野流を採用したのではないかと思います。

さて、戦いは途中までは屋敷九段の想定通りに進んでいたようです。
駒損をしながらも玉を左に逃げ出し、そこで余せるというい大局観だったようですが、飛車2枚を奪いながらも駒損が大きく、桂香がないので細かい攻めが利かないので、どうかなあと思ってみていました。
Ponanzaは駒を投入して角を詰ませて、ここでさらに駒得が拡大。
屋敷九段は入玉も視野にいれながらの戦いましたが、ミスもあり、最後は大差になってしまいました。
Ponanzaの評価値によると、終盤で一時期は互角になったものの、屋敷九段が104手目の8三歩を見落とし、ここで決定的な差がついたようです。
中盤はずっと互角が続いていたのですが、最後はねじ伏せられた印象です。

全局を見渡してですが、もはやコンピューターが並みのプロでは勝てないことを疑うひとはだれもいないと思います。
ねじりあいが続くと、どうしてもヒューマンエラーがでるので、人間側が厳しいのかな、と思いました。
エラーが出なければ、ほぼ互角。唯一ノーミスで通した豊島七段だけ快勝した。
そのような感じだと思います。

全対局者ともお疲れ様でした。
出場者のみなさんが、電王戦での経験を活かし、今後もよい棋士人生・よい開発者人生を送って欲しいと思います。

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