【書評】千東正子『ヌルロン星人を救え』 [書評]
第23回(2005年)福島正実SF童話大賞受賞作です。
かなり完成度の高い作品だと思いました。
舞台は未来の小学校ですが、遠足としてそれぞれが「ピンチの星を救い」に行かされる。ピンチレベルに0~10まであり、主人公は見栄からレベル10を選んでしまう。
そこでいろいろあり、意外な形でレベル10の星を救うことに成功します。
なにより、設定が面白いです。宇宙への冒険、さらには世界を救うといった冒険活劇の要素が詰まっています。すぐに冒険に出発するスピーディーさも良いです。
相棒は犬ですが、これに進化リングを付けると体も思考力も人間になり、関西風オヤジになるというキャラ設定もなかなかです。
主人公の成長と、さいごのどんでん返しがいま一つですが、物語の構成として、とてもレベルが高いと思います。
福島正実SF童話大賞を目指すにあたり、とても参考になりました。
かなり完成度の高い作品だと思いました。
舞台は未来の小学校ですが、遠足としてそれぞれが「ピンチの星を救い」に行かされる。ピンチレベルに0~10まであり、主人公は見栄からレベル10を選んでしまう。
そこでいろいろあり、意外な形でレベル10の星を救うことに成功します。
なにより、設定が面白いです。宇宙への冒険、さらには世界を救うといった冒険活劇の要素が詰まっています。すぐに冒険に出発するスピーディーさも良いです。
相棒は犬ですが、これに進化リングを付けると体も思考力も人間になり、関西風オヤジになるというキャラ設定もなかなかです。
主人公の成長と、さいごのどんでん返しがいま一つですが、物語の構成として、とてもレベルが高いと思います。
福島正実SF童話大賞を目指すにあたり、とても参考になりました。
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