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第63期王将戦第3局(渡辺明王将VS羽生善治三冠) [将棋]

【王将戦中継サイト】
http://mainichi.jp/feature/shougi/ohsho/

将棋の指し盛りはひとそれぞれだと思いますが、”読む速度”という意味では二十代が最強だそうです。
徐々に落ちていく力を、別の面で補っていく。それが、別の何かで補い切れなくなったとき、もしくは補ってきたものがマイナスに働くようになったとき、急激に成績が落ちていきます。
羽生世代は四十台半ばと年齢的には苦しいはずですが、いまだに衰える様子が見られません。
これこそ、同世代で切磋琢磨する強さなのでしょう。
渡辺王将は、孤立無援の状態で羽生世代と戦い続けています。
今年三〇歳と、そろそろ読む速度が落ちてくる年代ですが、年齢の壁を越えて力を保つころができるでしょうか。

【棋譜】
http://mainichi.jp/feature/shougi/ohsho/etc/63/140129.html

ということで、将棋です。
戦形は後手の羽生三冠が急戦矢倉を採用します。
攻め将棋の羽生三冠にはぴったりの作戦だと思いますが、それほど勝率が高いイメージはありません。
タイトル戦では棋聖戦での対深浦九段ぐらいでしょうか。
解説でもやや後手無理気味で、先手有利といった雰囲気でした。
それが3手で変わります。3九角から8七歩成りの組み合わせです。
そこからは攻め合いになりますが、四十代半ばの羽生三冠の読みが上回っていました。
瞬く間に渡辺玉が寄せられて、お互いに持ち時間を1時間以上余らせての終局です。
羽生三冠の快勝譜だと思います。渡辺王将は油断したわけではないと思いますが、想定外の手が飛んできたときには、もう対応するのが困難になっていたということだと思います。
羽生三冠がひとつ返し、これで渡辺王将の2勝1敗となりました。
いよいよ正念場の第4局は2月18、19日、青森県弘前市で開催されます!

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