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長編について〔その1〕 [小説の書き方関係]

新年2日目、ということで、もちろん予約投稿です。
最近の日記は、基本的には予約投稿ということで。いやー、便利ですね。
さて、長編の書き方について、いつも思っていることをちまちまと。


ぼくはショートショートや短編ばかり書いていて、まともな長編を書いたことがありません。
枚数だけなら200枚前後の作品はありますが、小説の呈をなしているかというと、なしていないというか、賞を狙えるレベルには達していない。
長編の書き方についてはいろいろ勉強をしているが、どうも、いまひとつ身にならない。
たとえば、「物語は葛藤である」とか「主人公の成長が大事」とか「キャラ設定を入念に」とか言われても、いまいち抽象的というか、根っからの理系人間であるぼくにはピンとこない。
ぼくは理論的にカチカチっと考えるのが好きで、短編・ショートショートだとこのスタイルがあっている。
いままで長編向きのスタイルに自分を合わせようとしたが、短編向きの理論的スタンスで長編が書けないものか。
年齢を重ねると、どうもガムシャラに突き進む気になれないというか、やはり効率的にできないかと考えるようになる。
それに、社会人、家庭人としての顔を持つようになると、本当に自分の時間が限られてくる。
その限られた時間の中で何かしようと思うと、事前に計画を立てて、無駄を減らしながら進めたいと思うようになる。
まあ、大人になったということですかねえ、いい意味でも、悪い意味でも。

とまあ、こんな観点で、ここ何ヶ月が長編を読んでみた。
そうして思いついたのが、キャラ立場論。
このアイデアが頭に浮かんだのは、ジェフリーアーチャー『誇りと復讐』を読んでいたときです。
いままで翻訳物は苦手でした。理由は単純で、外国人の名前がカタカナだらけ(当たり前ですが)で、頭に入ってこない。
2,3人ならともかく、多人数になるともう誰が誰だかわからなくなる。
けど、ジェフリーアーチャー『誇りと復讐』は違う。
キャラそれぞれの立ち位置がしっかりしていて、極端な話、主語がなくても、行動と会話でだれだか理解できる。
それだけキャラの立場がしっかりしている。


あーなるほど、と思いました。
キャラを立たせるとはこういうことではないか。
主人公と対立者だけでなく、キャラの”立場”を明確にすることで、長編はぐっと作りやすくなるのではないか。

では、この立場論をより具体論にするために、紫仙さんおすすめの秋山瑞人『猫の地球儀』を立場論で読み解いてみます。

ということで、明日に続く・・・・・・。
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自称隊長

予約投稿便利ですよねー。次回を楽しみにしております。
by 自称隊長 (2014-01-03 19:08) 

サイトー

>自称隊長さん
予約投稿を知ってから、毎日記事をUPしようかな~という気になりました。
本当に便利です。
by サイトー (2014-01-05 07:27) 

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