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第39期棋王戦挑戦者決定戦第1局(三浦弘行九段VS永瀬拓矢六段) [将棋]

来年2月で40歳を迎えるA級TOP棋士と、22歳の若手との戦いとなりました。

【棋王戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kiou/

棋王戦は変則二連戦なので、勝者組の三浦九段は1勝すれば棋王挑戦が決定します。敗者復活組の永瀬六段は二連勝が必要です。
ということで、永瀬六段について書きます。
永瀬六段は22歳で、17歳でプロデビューしているので5年目になります。永瀬六段の代名詞といえば千日手で、千日手を嫌がる棋士が多い中、千日手をまったく苦にしない珍しいタイプです。
棋暦といえば第43期新人王戦、第2期加古川清流戦優勝がありますが、変わったところでは女流棋戦である第5回白滝あゆみ杯争奪戦でも優勝しています。男性プロは角落ちでの参加でしたが、ハンデなどものともせず優勝をさらっています。
ある意味、珍事だったかもしれません。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/39/kiou201312240101.html

ということで、将棋です。
戦形は、タイトル戦でもときおり見られる飛車先歩交換型の矢倉となりました。矢倉といっても相掛かりに近く、前例も少ない力戦形です。
中盤の模様は後手三浦九段が良いとの評判ですが、この模様の良さを実利に結びつけるのが難しい。
先手は後手からの味付けを逆用して押さえ込みにいき、あとは後手の攻めが繋がるかどうかの勝負になります。
永瀬六段の入玉含みの受けが上手く、後手の攻めがつながりません。
三浦九段の攻めが途切れたところで、永瀬六段が一気に攻め込み、後手玉を即詰みに討ち取りました。
模様が悪くても暴発せず、じっと我慢するところに、千日手を苦にしない永瀬六段の棋風がでていたと思います。
我慢の勝利です。

棋王戦の挑戦者を決める第2局は、年明けの1/7に行われます!


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by Lesplodia (2020-02-19 08:51) 

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