【書評】アイザック・アシモフ『ファウンデーションと地球』 [書評]
ファウンデーションシリーズの第5作です。
いやあ、ますます筆に乗るというか、第5作単独でもかなりの長編です。
物語はファウンデーションから離れて、地球の捜索がメインです。そこで銀河鉄道999のような地球だと思われた各惑星でのドタバタが始まるのですが、そのうち一部が、ラストへの伏線になっています。
たぶん、アシモフは中編を繋ぐ感覚で物語を書いていき、最後に腕力でひとつの物語にまとめあげたのでしょう。
ややパワーインフレ気味の展開ですが、この稀代の力技には恐れ入ります。
この作品で、アシモフSFのもうひとつの軸である陽電子脳を持つロボットと融合します。
本作は、アシモフのロボットSFを読んでから、取り組んだほうがいいかもしれません。
そうすれば、より、ラストが楽しめると思います!
銀河帝国興亡史〈5〉ファウンデーションと地球 (海外SFノヴェルズ)
- 作者: アイザック アシモフ
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1988/11
- メディア: 単行本
いやあ、ますます筆に乗るというか、第5作単独でもかなりの長編です。
物語はファウンデーションから離れて、地球の捜索がメインです。そこで銀河鉄道999のような地球だと思われた各惑星でのドタバタが始まるのですが、そのうち一部が、ラストへの伏線になっています。
たぶん、アシモフは中編を繋ぐ感覚で物語を書いていき、最後に腕力でひとつの物語にまとめあげたのでしょう。
ややパワーインフレ気味の展開ですが、この稀代の力技には恐れ入ります。
この作品で、アシモフSFのもうひとつの軸である陽電子脳を持つロボットと融合します。
本作は、アシモフのロボットSFを読んでから、取り組んだほうがいいかもしれません。
そうすれば、より、ラストが楽しめると思います!
コメント 0