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小説講座の記憶その1(自作を客観的に見るには) [小説の書き方関係]

ぼくが掌編を書き始めたころ、通信の小説講座を受講したころがあります。
で、感想ですが、当時はまったく役に立ちませんでした。
しかし、ものごとを教わるには、教師と生徒のレベルに合致してないといけません。
対面だと教師がレベルを合わせてくれるのですが、通信だとそれも期待できません。
なので、当時は役に立たなくても、いまなら役に立つのかもしれない。

ということで、いまさらながら講座の復習をしてみることにしました。
テキストを読んでいくと、第1回目にこんなことが書いてある。

「読者の立場にたって書くこと」

言われるまでもなく当たり前じゃないか、ということで当時はそれで流していました。
けど、実際問題として、自作を読者の立場に置き、客観的に眺めるのは難しいです。
ではどうすればいいのか、という具体論についてはテキストは黙り込んだまま。
そこから先は自分で考えろということでしょう。
確かに、手法は人それぞれではあるのですが、具体的なハウツーを求めていた当時のぼくが「役に立たない」と感じたのも当たり前かも。

実は、「どうすれば自作を客観的に見ることができるのか」という質問はよく受けます。
それらに対するぼくの答えはこれです。

「別の作品を書いてから、見直す」

いろいろ試して、結果として、これが最大のオススメです。
なぜ別の作品を書いてからなのかというと、頭をリセットするためです。
以前は「少し時間を置いて……」と答えていましたが、これだと、時間を置いてもやはり自分の作品が気になって、頭が一向にリセットされない場合があります。
ところが、別の作品を書くとなると、これはもう、その作品に集中せざるをえないので、頭が完全にリセットされます。

書いているうちに、ぼくが受講してきた小説講座の話なのか、自分流の創作術なのか分からなくなってきました。
なにはともあれ、自分を見つめなおす機会になるかもしれないので、ときおり復習しつつ、みなさんのお役に立てるような話ができればと思います。

続くかどうかは謎ということで(笑)
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