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お坊さんの話 [日常]

今日は法事だった。
いつもの若いお坊さんかと思ったら、体調不良のためお父さんが来られました。
顔つきがよく似ています。
もちろん宗派は同じで曹洞宗です。
(*禅宗の一派です)

そのお父さんが近代のお坊さんのレベルについて、2つのターニングポイントがあると話してくれました。
ひとつが明治時代になり、僧籍にも妻帯が認められたこと。
いままでは妻帯が認められなかったので、お寺を継ぐものは弟子の中から優秀な人物を選んでいた。
それが妻帯が認められて子供ができるようになったものだから、どうしても人情として子供にお寺を継がせるようになってしまった。
ここでレベルが下がってきた。
また戦後の混乱期にお坊さんの数が増えたときがあった。
そのときは食えないので、生きるためにお坊さんになった人が多かったそうです。
このときもレベルがぐっと落ちた。

だいたい、そのような主旨でした。

子供に家業を継がせるのはどの世界でもありますが、英才教育をほどこせる一方で、個人の性質の違いによる向き不向きもあるので、なかなか難しいなあと思いました。
他にもいろいろな話をいただきました。

仏教というより禅宗については、これからも勉強して、機会があるときに少しずつ書いていけたらなあと思います。

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