『死ぬ５分前（その２）』 齊藤 想

ついのべ第２弾です。
海野久実さんが書いてくれた作品の方が上手いなあと思いつつ、UPです。

【海野久実さんの作品のありか】
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2011-03-08
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ここのコメント欄に、海野さんの作品が２つあります。
海野さんありがとうです！

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『死ぬ５分前（その２）』　　　齊藤　想


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　私に五分後の死を宣告してくれたのは、目映いほどの美少年だった。人間はいつか死ぬ。死から逃れられないのであれば、甘美な死こそ望ましい。
　私をどこに連れ去ってくれるの？　死神に手を伸ばした瞬間、床が揺れた。箪笥が倒れてくる。私は挟まれた。あと三分ある。この痛みから、だれも救ってくれない。


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密かにシリーズ化を目指しています（笑）

コメント 3

死神からあと５分で死ぬと告げられた。
｢本当に僕なのか？｣と聞くと、死神は懐から書類を取り出し｢お前の寿命宣告書だ｣と言った。
殆どが英語で、僕の名前だけ漢字で書いてある。
｢あ、これは僕じゃない。僕は磐隈健爾（いわくまけんじ）と書くんだ｣
｢健｣が｢建｣になっていた。
西洋の死神は漢字に弱かった。


そうだったんですね。
斎藤さんのは、「あと５分で死ぬ」という設定で書くと言う事なのに、僕は「死神からあと５分で死ぬと告げられた」と言う書き出しでお話を作ると言う事なのかと思っていました。
でも、僕としては同じ書き出しの方がやりやすい気がします。
何にもアイデアがなくても、とりあえず書き出す事が出来ますからね（笑）

何か僕もすべて同じ書き出しでツイッターに書いてみようかと思ってその書き出しを考えてるんですが、なかなか気に入った物が思いつきません。
で、「死神からあと５分で死ぬと告げられた。」で、もう一つ考えてみました。

この書き出しをそのままいただいてもいいのですけれど、どうしても死神と自分のやり取りだけに始終するようになってしまうので、もっと発展できるような書き出しを考えたいと思います。

１４０文字で書こうとするとツイッターは便利なんですよ。
あと何文字かが表示されますからね。
あ、そうそう、よく聞く「ついのべ」が「ツイッターノベル」の略だと言う事を知りませんでした。
by 海野久実 (2011-03-21 21:52) 

死神からあと５分で死ぬと告げられた。
私は考え、死神に言った。
｢それじゃあ、最後の願いを聞いてくれ。残り時間を半分過ぎるたびに教えてほしい｣
｢よかろう｣と死神は言った。
｢あと２分３０秒だ｣
｢あと１分１５秒だ｣…
｢あと１０分の１秒だ｣
｢あと１２４万分の１秒だ｣
死神は永遠に残り時間を知らせ続けた。


ついつい死神ネタで考えてしまいます。
｢私は電話を待っていた｣なんていう書き出しはどうでしょうね。
あと、｢そして１年が過ぎた｣なんて言うのも考えました。
by 海野久実 (2011-03-22 16:52) 

＞海野久実さん
本当は「あと五分で死ぬ」という設定だけ統一しようかと思ったのですが、最初に死神を出すと、今後も死神を出さなければらないような気がしてきて、もうグタグタです（笑）
いま書き溜めていますので、ちょっと時期が悪すぎるので、そのうち忘れたころにポツポツとUPしようかなと考えています。

海野さんに負けないように、ついのべを書かないと！
by サイトー (2011-03-23 23:24)